あるシステム開発プロジェクトでは,システムを構成する一部のプログラムが複雑で,そのプログラムの作成には高度なスキルを保有する特定の要員を確保する必要があった。そこで,そのプログラムの開発の遅延に備えるために,リスク対策を検討することにした。リスク対策を,回避,軽減,受容,転嫁に分類するとき,軽減に該当するものはどれか。
- ア高度なスキルを保有する要員が確保できない可能性は低いと考え,特別な対策は採らない。
- イスキルはやや不足しているが,複雑なプログラムの開発が可能な代替要員を参画させ,大きな遅延にならないようにする。
- ウ複雑なプログラムの開発を外部委託し,期日までに成果物を納品する契約を締結する。
- エ複雑なプログラムの代わりに,簡易なプログラムを組み合わせるように変更し,高度なスキルを保有していない要員でも開発できるようにする。
正解と解説を見る
正解
イ スキルはやや不足しているが,複雑なプログラムの開発が可能な代替要員を参画させ,大きな遅延にならないようにする。
正解は「スキルはやや不足しているが,複雑なプログラムの開発が可能な代替要員を参画させ,大きな遅延にならないようにする。」である。リスク対応の「軽減」とは、リスクが発生する確率や発生時の影響度を小さくする対策を指し、代替要員を参画させて遅延の程度を抑えるこの選択肢がこれに該当する。選択肢1は特別な対策を採らない「受容」、選択肢2は契約により第三者にリスクを移す「転嫁」、選択肢3はリスクの原因そのものをなくす「回避」に当たり、いずれも「軽減」とは異なる対応である。